A. Blenderを使って、USDZファイルを作成することが可能です。
Blenderを使って、3DファイルをUSDZを作成(変換)する方法を紹介します。
Blenderで作ったモデルをそのままUSDZとしてエクスポートする場合は、手順の②からを参考にしてください。
環境
Blender ダウンロード:https://www.blender.org/download/
4.2(LTS)以降の使用を推奨します(2025年4月現在)
手順
① Blenderを起動し、変換したい3Dモデルを読み込む
- Blenderを開く
- 上部メニューから File → Import を選択
- 使用する3Dファイル形式(GLB, FBX, OBJ, STLなど)を選び、該当ファイルを読み込む
💡 Blenderは多数の3Dファイル形式に対応しています。
GLB以外にも、FBXやOBJなど、用途に応じて適した形式を使用できます。
② BlenderからUSDZ形式でエクスポート
1. オブジェクトモードで、USDZとして書き出したいモデルを選択
余分なデータが一緒に書き出されることを防ぐために、3Dビューポート上で、書き出したい3Dモデルのみを選択してください。選択されたモデルには、黄色いアウトラインが表示されます。
2. 上部メニューからFile → Export → Universal Scene Description (.usd*) を選択
3. 書き出しの設定
設定項目 | 推奨設定 |
---|---|
Include | 選択したモデルのみを書き出す場合は「Selected Only」にチェックを入れる |
アニメーションを作成した場合は「Animation」にチェックを入れる | |
拡張子の変更 | 書き出し時の命名を「.usdc」から「.usdz」に変更 |
4. 保存先とファイル名を設定し、「Export USD」をクリック
③ 確認
指定したフォルダに.usdzファイルが出力されます。
palanARの平面認識(β版)にアップロード可能です。また、直接iOSから開くことによっても確認可能です。
注意点
Blenderで制作をしている場合、.blendファイルを別のバージョンでまたいで使用すると、USDZの書き出し時にエラーが起こることがあります。
例:Blender3.6で作った.blendファイルを、書き出しのためにBlender4.2で開く
💡 制作から書き出しを同一のバージョン(Blender4.2LTS以降)で行うことを推奨します。
難しい場合は、USDZに変換する3Dモデルを一度別ファイル(glbなど)に書き出してから、
Blender4.2LTS以降のBlenderにインポートして、再度書き出しを行なってください。
参考
- Blender公式ドキュメント:https://docs.blender.org/manual/en/latest/
- USD by Pixar:https://openusd.org/
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