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A. 設定を見直すと改善する場合があります。
「ARマーカーあり」「画像認識(β版)」などマーカーを利用したARコンテンツを作成するとき、表示するオブジェクトが安定せずガタガタ揺れてしまう場合があります。
その場合、不安定に繋がる原因がないかコンテンツを確認し、見直すことで改善されるケースがあります。
不安定さにつながる原因
1. マーカー画像が「認識しづらい画像」
2. マーカーに対し表示するオブジェクトが大きい
3. 高さ(位置Y軸)を高く設定している
4.端末に問題がある
1. マーカー画像が「認識しづらい画像」
マーカーを使ったARでは、システムが【認識しやすいマーカー】【認識しづらいマーカー】が存在します。
認識しやすいマーカーを用いるとその上に表示されるオブジェクトも安定するのに対し、認識しにくいマーカーを使用すると「そもそもオブジェクトが表示されない」「表示されてもすぐにマーカーを見失ってしまいオブジェクトが揺れてしまう」などの現象が起こります。
認識しやすいマーカー画像の条件には、以下が挙げられます。
・色の濃度差に幅のある(コントラストが強い)図像である
・パターン(繰り返し柄)でない
・画像サイズが小さすぎない(目安: 一辺500px以上)
※マーカーの【認識しやすい条件】【認識しづらい条件】の詳細はこちらでご確認ください。
Q. 完成したのですがARが表示されません
そのため、オブジェクトが安定しない場合は以下の場合を一度ご確認ください。
・現在使用しているマーカー画像が【認識しやすい条件】に当てはまっているかを確認する
・コンテンツを新規作成し初期設定のマーカーで試す
2. マーカーに対し表示するオブジェクトが大きい
ARマーカーのサイズに対し、表示するオブジェクトのサイズを大きく設定している場合、揺れや不安定さにつながる場合があります。
大きなオブジェクトをスマホ画面に収めるためにマーカーから離れなければならず、結果的にマーカーが遠くなり認識精度が落ちるためです。
マーカーと表示するオブジェクトの大きさは 1 : 1 を推奨しております。
オブジェクトのサイズを大きく設定している場合は、一度マーカーと同等のサイズに揃えて安定するかをお試しください。
3. 高さ(位置Y軸)を高く設定している
マーカーに対し、オブジェクトの高さ(位置Y軸)を高く設定していると安定しない場合があります。
AR編集画面の右メニューにて高さを確認し、高い場合は一度0に設定してお試しください。
4.端末に問題がある
・省電力モードがONになっている
省電力モードがONになっていますと、正常にARが表示できない場合がございます。
省電力モードをOFFにしてお楽しみください。
・キャッシュが残っている
閲覧履歴のキャッシュが残っていると、正常にARが表示できない場合がございます。
ブラウザのモードをプライベートブラウズモードにしていただくか、または履歴を削除してから改めてお試しください。
・safariをプライベートブラウズにする方法はこちらをご覧ください
・chromeをシークレットモードにする方法はこちらをご覧ください
・広告ブロッカーが有効になっている
広告ブロッカーの影響によりARが正常に表示されない場合がございます。
無効にしてから、改めてお試しください。
以上を試しても安定しない場合
「画像認識(β版)」をお使いの場合は、「ARマーカーあり」の外枠付きマーカーより認識精度の落ちる傾向があるため、一度「ARマーカーあり」でお試しください。
「ARマーカーあり」をお使いでオブジェクトが安定しないなどの問題が発生する場合は、palanAR右下の青い「ヘルプ」ボタンよりコンテンツのURLと問題の詳細をお知らせください。
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